松阪市文化財センター(旧カネボウ綿糸松阪工場綿糸倉庫)

 大正12年に設立された旧鐘淵紡績松阪支店(その後改称等により旧カネボウ綿糸松阪工場、平成5年4月操業停止)の原綿製品倉庫として建設されたものである。
 レンガ造の平屋建て切妻造(きりづまづくり)で、規模は桁行約74m、梁間10.6m、内部は4室に区画され、正面(北面)には片流れの庇(ひさし)が付く。外壁はイギリス積みのレンガ造で、間隔を於いて柱型(柱の突出部)が現され、当時の長大な外観を良くとどめている。松阪市が取得した後、補強・改修され、現在、松阪市文化財センターの展示室・ギャラリー・収蔵庫として利用されている。大正期の建築物として、長大なレンガ造の美しい景観を残している。

所在地:松阪市外五曲町1番地
構 造:煉瓦造平屋建、鋼板葺
年 代:大正12年(1923)
※国の登録有形文化財(建造物)

〔出典:文化財情報データベース(三重県教育委員会)〕

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