旧阿下喜小学校門及び石柵

 旧校地の南辺を画する石造の門と石柵で、中央に正門を、西に門を開く。正門は花崗岩の石柱を立てて宝形造の笠石を載せ、左右に控え柱を添える。門も同型式でやや小振りとする。石柵基壇上に記列した石柱に鉄棒を渡している。
 明治開校時の面影を伝える遺構。前面道路から正門、校庭、校舎がほぼ直線状に配置され、抜群の見通しとなっている。正門脇の桜が咲く時期には、記念写真等の絶好のポイントとなる。

所在地:いなべ市北勢町阿下喜字二俣1989
構 造:正門 石造・間口6.0m、門 石造・間口2.8m、石柵 石造・延長71.2m
年 代:明治後期/改修:大正10年(1921)・15年(1926)
※国の登録有形文化財(建造物)

〔出典:登録有形文化財トレーディングカード(一社 三重県建築士会)〕

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