紀勢・東紀州地域(尾鷲・熊野)

《 古 建 築 》

古里歩道トンネル(旧海野隧道)

江の浦トンネルの南側に位置する延長208m、幅員3.2mの煉瓦造隧道。 坑門は江の浦トンネルに類似する。紀州を代表するこれら隧道群を県技師岩井藤太郎が設計、県技手天野久が工事監督を担当する。幹線道路として機能した後、現在生活道路として利用。...
《 古 建 築 》

江の浦トンネル(旧長島隧道)

明治40年度から20ケ年の継続事業で行われた熊野街道(現在の国道42号)改修事業の一環で建設された6基の隧道のうち、北側に位置する3基の煉瓦造隧道である。最北端に位置するのが、江の浦トンネル(旧 長島隧道)、その南に古里歩道トンネル(旧 海...
《 古 建 築 》

海山郷土資料館(向栄館)

地元林業家が本邸脇に建設した別館。木造平屋建、桟瓦葺で、正面中央に玄関ポーチを付し、両端部を前方に突出し左右対称の構成とする。外廻りは下見板張で縦長上げ下げ窓を並べ、出入り口軒廻りの瑤珞(ようらく)、軒持送りなど装飾を持ち、地方への洋風建築...
《 古 建 築 》

田垣内家住宅石蔵

熊野市の山間部に位置する五郷町にある田垣内家の宅地北西隅に東面して建っている。 近郷から産出する花崗岩を加工した切石による石造2階建の道具蔵で、寄棟造、桟瓦葺である。平面形は1辺約5mのほぼ正方形で、内部は欅・杉材による内装となっている。 ...