主屋の北側に東西棟で建つ。桁行9.1m梁間6.5m。土蔵造2階建、切妻造本瓦葺で、鬼瓦に家紋の八つ槌車が入る。南面に戸口を設け、庇を張出す。内部は上下階とも板壁で二室に仕切る。もとは接客や生活用の茶碗や食器類等を保管した家財蔵。
❖ 本蔵2階、階段横北側の棚柱に木札の打付有り。
「安政元年(1854)寅 霜月(11 月)四日 大地震津波で流失」の墨書有り。
❖ 上記木札の西側の棚柱に木札の打付有り。
「安政四年(1858)巳 六月建之」の墨書有り。
所在地:尾鷲市朝日町14
構 造:土蔵造2階建、瓦葺
年 代:江戸末期
※国の登録有形文化財(建造物)
〔出典:登録有形文化財トレーディングカード(一社 三重県建築士会)〕
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