道瀬歩道トンネル(旧道瀬隧道)

 古里歩道トンネルの南側にある。延長308m、幅員3.2mの隧道。
 坑門は江の浦・古里と類似。内部は煉瓦造部分と素堀部分が混在する。当初想定していたガス灯照明の道具類を収納するため、古里と同様、隧道内に鋸歯飾付煉瓦造ニッチを備える。
 三重県、和歌山県、奈良県の3県にまたがる「紀伊山地の霊場と参詣道」は 平成16年7月に世界遺産に登録され た。登録以降、道瀬歩道トンネルを歩く国内外の観光客の姿が見受けられる ようになり、トンネルの内部空間を楽しんでいる。
 現在も、町道・歩道トンネルとして活用されている。

所在地:北牟婁郡紀北町紀伊長島区道瀬~三浦
構 造:煉瓦造、延長308m、幅員3.2m
年 代:大正4年(1915)
※国の登録有形文化財(建造物)

〔出典:登録有形文化財トレーディングカード(一社 三重県建築士会)〕

おまけ

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