誓元寺光雲殿(旧常磐尋常高等小学校奉安殿)

 切石積基礎の上に建つ鉄筋コンクリート造平屋の納骨堂。四隅に柱型を造り出し、正面に切妻破風を飾る持送り庇を突出する。屋根は陸屋根。軒を左右に出し、中央をドーム状に造る。外壁はモルタル洗出し、簡明な意匠でまとめられた旧奉安殿。
 奉安殿とは、各学校に下賜された天皇・皇后両陛下の写真である「御真影」や「教育勅語」「詔書」などを安置した施設。戦後納骨堂として誓元寺へ移築された時に高田本山法主により「光雲殿」と命名された。妻壁には「五七の桐」の文様が残る。

所在地:四日市市赤堀二丁目17-5
構 造:鉄筋コンクリート造平屋建
年 代:昭和10年(1935)/昭和21年(1946)移築/H16(2004)改修
※国の登録有形文化財(建造物)

〔出典:登録有形文化財トレーディングカード(一社 三重県建築士会)〕

おまけ

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