小西萬金丹本舗内蔵

 店舗兼主屋の北西隅に接続し、東西棟で建つ。桁行2間梁間2間、土蔵造2階建、切妻造本瓦葺である。外壁は頂部に鉢巻を廻らし、高く能子(ささらこ)下見板を張る。南面に戸口を開いて漆喰塗の土戸を吊る。商品の萬金丹や製薬道具を納めた蔵で、敷地後方の景観を整える。
 店舗兼主屋と接続し内部で行き来が出来るように建てられている。敷地後方に接して主屋西側の塀続きに建っており、塀越しに望む坪庭の松の木ともあいまって敷地の周囲の景観を整えている。

所在地:伊勢市八日市場町8
構 造:土蔵造2階建、瓦葺
年 代:明治前期
※国の登録有形文化財(建造物)

〔出典:登録有形文化財トレーディングカード(一社 三重県建築士会)〕

おまけ

コメント