伊勢湾に通じる伊良湖水道に向う船に対して、海抜44mの地点に建つ。外径約5mのほぼ円筒形とした煉瓦造灯塔の上に、鉄骨造灯室及び灯籠を設け総高11mとする。壁面は煉瓦積で、蛇腹や窓廻りには切石(きりいし)の花崗岩(かこうがん)を用いる。わが国現存最古の煉瓦造灯台。
煉瓦造の灯台と鉄骨造八角形の灯塔全体を白く塗装し、ずんぐりとした要塞円筒形といった印象。南面出入口片開き木製戸と北面1階窓枠の花崗岩切石上框(あがりがまち/主に玄関の上がり口)部にはレンガを縦積としアーチ型 で飾っている。2階窓は南北面とも木製上げ下げ窓とする。平成20年には近代化産業遺産にも登録されている。
所在地:鳥羽市菅島町ボシ山122
構 造:白色塔形(煉瓦造)・高さ11m
年 代:明治6年(1873)
※国の登録有形文化財(建造物)
〔出典:登録有形文化財トレーディングカード(一社 三重県建築士会)〕
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