佐佐木信綱生家主屋

 歌人佐佐木信綱の生家。信綱の死後、当初地に再移築され現在に至る。間口12m奥行き10m、切妻造桟瓦葺きで、南端に通り土間を設け、二列各三室の居室を配します。北側最奥が主座敷でトコやトコ脇を構えます。旧石薬師宿に残る数少ない町家です。
 旧東海道側に格子戸を用いた玄関を設け、座敷前面は柱筋より1尺程度前に出した出格子とし、街道筋の町家の姿を残している。街道側は出し桁に板庇をのせているが、背面側には下屋を回して瓦葺きとし、軒瓦にも大屋根と同じ巴唐草を用いている。「夏は来ぬ」のメロディが常時流れ、展示スペースになっている。

所在地:鈴鹿市石薬師町字中町1707-3
構 造:木造2階建、瓦葺
年 代:明治元年(1868)/改修:平成20年(2008)
※国の登録有形文化財(建造物)

〔出典:登録有形文化財トレーディングカード(一社 三重県建築士会)〕

おまけ

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